もっといえばカフェがおしゃれなわけでもない。
コーヒーを飲む時間に何を想うのかがカフェの本質である。
バーもしかり。居酒屋があり、ダイニングがあり、ディナーがあっても、BARで飲む一杯は違うのであります。
飴色のカウンターに片肘をついて、手首で転がすウィスキーのロックを、少しだけ口に含み飲み干す。そして、ウィスキーの芳香の余韻にしれながら少しうつむき加減に何かを深く考えてるような面持ちでロックグラスを見つめるんです。
この一連の動きは、常人にはなせない。まさに紳士の所業なのです。
しかし、忘れないでいただきたい。
何もこの一連の動作に意味もなく、さらには正直、何も考えてないのです。
ただ、そんな雰囲気を出しているだけなのです。
その空間作りこそがBARの楽しみ方であるといえよう。
そして今回はコーヒーである。
札幌では近々、”間借り”のカフェやカラー屋さんが流行っていますね。
お店のご近所にコーヒーヤタイムとゆう間借りカフェがあります。
月に3回ほど、昼間のみの営業ですが、とても気さくな店主が立ち飲みBARを間借りして営んでいるお店。
50グラムで3150円もするというシナモンアップルのフレーバーのコーヒー。
5杯だけ限定で出すと、instaで嗅ぎつけるや否や、店がご近所なのがいいことにすぐさまに。
注文してみるととても香りのよく、これは飲むのもかと。
嗅ぐものではないのかと。
そんなことを思わせてくれます。
グラスもこれはコーヒーカップではなく、ワインのグラスにたっぷりと芳しい香りを溜め込んで上品に酔いしれて飲むのではないかと。
5ふんもすれば、香りも味も開いてくる頃また香りが変わる変わる。
まるでトップノートにミドルノート。香水かのよう。
ラストノート。
これを迎えてしまったことをこれほど後悔した日はありません。
カップからコーヒーが消えるあの瞬間。
コーヒーを飲み干して若林は何を想う。
こう思いました。
”あ、無くなった・・・。”
現実はシンプルである。
札幌 大通り 美容室 ONTHE
若林蓮
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